私自身が日頃のコンディションに用いていて非常に効果を実感していて、トレーナーとしても 使用したいアイテムを紹介します。(まだ、あまり良く理解されていないようなので・・・) |
*フォームローラーとストレッチポール | |
ストレッチポール(円筒型) 現在、フォームローラーは、ウェブショップ「Body-1st」など で日本でも手に入れることが可能です。 アメリカではフォームローラー(Foam Roller)と呼ばれて いますが、同じものが日本では商標の関係でストレッチ ポールと呼ばれて販売されています。 円筒形のストレッチポールと、半円筒形のハーフカット タイプがあります。 サイズは、ストレッチポールが直径約15cm×長さ約100cm ハーフカットタイプは幅約15cm×高さ約7.5cm×約40cm。 |
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*フォームローラーエクササイズとは | |
フォームローラーエクササイズは、丸い筒のような形をした、 フォームローラー(またはストレッチポール)の上に仰向けに なったり、立ったり、ローラーを転がしたりすることでリハビ リテーションやストレッチ効果を得ることができるエクササイ ズです。 このフォームローラーエクササイズを最初に用いたのは、フェ ルデンクライスメソッドを考案した、Moshe Feldenkraisであ ると言われています。 アメリカでは主にリハビリテーションの現場で使われており、 その安全性の高さや経済性、患者個々の満足感が高く評価され 、広く普及しています。 日本でも、上記の利点から普及が始まり、スポーツや理学療法 のリハビリテーション、さらにリラクゼーションの効果が認め られつつあります。 |
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*治療院でのフォームローラーの活用例 | |
増田雄一(ますだ ゆういち) 1961年生まれ アスレティックトレーナー、鍼灸マッサージ師 陸上競技を中心に、スポーツ選手のサポートにあたる 株式会社ミズノのトレーナーを経て、2001年より、リニアート 「私は、マッサージ治療の後に使うことが多いです。中長距離 を走る陸上競技選手に多いのですが、練習で長時間走って いますので、背中まわりや肩甲骨間に痛みが出ることがあり ます。この部分が張っていると、呼吸が苦しく感じられることも あります」。 通常、自分でできるコンディショニングとしてまず挙げられる のがストレッチですが、「背中まわり・肩甲骨間部の筋に対す る有効なストレッチは、なかなかありません」と増田氏。 「例えば、手を胸の前で合わせ、背中を丸めながら前方に伸ば すというストレッチ、あるいは頭を下に向けるというストレッ チがあることはあるのですが、膝を曲げて太ももの前を伸ばし た時ほどのストレッチ感は得られません。おそらく、いろいろ な筋肉が重なっている部位だからだと思うのですが、既存のス トレッチでは効果が薄いようです」。 「マッサージでも、集中的に手を入れることがあるのですが、 この背中回り・肩甲骨間に関しては取りきれないことがありま す。この部分を、ストレッチしてもらうためにフォームローラ ーに乗ってもらっています。マッサージで全体をほぐして、そ れでも残っている硬結(ダマになったようなしこり)を伸ばし てやるような感じです。実際には、基本エクササイズの『小さ な揺らぎ運動』などの非常にベーシックな部分でしか使ってい ませんが、ちょうど肩甲骨間部がストレッチされてよいようで す」。 面白いツール さらに、多くの選手を見てきた経験から、このように話しまし た。 「長時間前傾姿勢をとる長距離スケート選手にも、このような マッサージとフォームローラーエクササイズを組み合わせる方 法が有効です。フォームローラーというのは、使い方にバリエ ーションがありますので、面白いツールではないでしょうか。 こういう使い方がある、というのをもっと知ることが出来たら 面白いでしょうね |
![]() 基本姿勢の例 (1) ![]() 胸のストレッチの例 ![]() 揺らぎの運動の例 詳しい写真の紹介は下記をアクセス。 www.jcca-net.com/exercise.htm フォームローラーの活用例 |
もっと詳しく知りたい方は。 フォームローラーエクササイズ http://www.reco.co.jp/foam/index.html (引用の文章もこちらからです) 日本コアーコンディショニング協会 http://www.jcca-net.com/ |